第17回 新潟労災病院 合同研修会のご案内


  日 時: 平成19年6月1日(金)18:00〜
  会 場: 新潟労災病院会議室(3F)
  演 題: 「3T-MRIを用いた新しい脳外科臨床」
座長  酒井邦夫 院長
     
  講 師: 新潟大学脳研究所 脳神経外科学講座
藤井 幸彦  教授
     
  Opening Lecture
    新潟労災病院 脳神経外科 柿沼健一部長
   

「当院における24hour-stoke MRI」
  新潟労災病院では、過去3年間の1252人の脳卒中入院患者の介助なし社会復帰率:60.9%の高水準を達成した。治療法の進歩のみならず、救急隊との連携、脳外科病棟の卓越した看護力が背景にあるが、当院が全国に先駆けて構築した24時間体制下でのMRI特殊撮影による迅速で正確無比な超急性診断こそが、その根幹である。脳卒中は、もはや治らない病気ではない。藤井教授の講演に先立ち、これらの成果を報告する。

  Specially-Invited Speaker
    新潟大学脳研究所 脳神経外科学講座 藤井幸彦教授
    「3T-MRIを用いた新しい脳外科臨床」
  現代脳神経外科学臨床におけるkey wordは『脳機能』である。すなわち、患者の脳機能を非侵襲的に把握し、計画を立て、治療に臨む。治療、特に手術の際には、『脳機能』を不必要に損傷することなく、温存する。また病気により損傷された『脳機能』であれば、それを回復させる。この「脳機能を診る、守る、治す」を実践する上で、重要となるのは、MRIである。講演では、MRI,特に3テスラ装置により齎された新しい脳外科の臨床について概説する。