下顎無歯顎

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 下顎の無歯顎は咀嚼効率が著しく低下します。さらに土手がなくなってくると義歯が動いて、良く咬めないばかりか、歯肉に痛みも出てきます。
 写真に取り外しの出来る(可撤式)インプラント義歯を示しますが、ネジでインプラントに義歯をとめてしまう方法(固定式)もあります。

 
手術前の下顎の状態(顎堤が平らです)

 
  人工歯根を4本植立します。手術中は静脈から薬を入れ、ほとんどの時間、寝ています。当科の手術は歯科麻酔学会の認定医が麻酔をかけますので、御安心ください。  


手術後のレントゲン写真(骨が少なくとも心配ありません)

 

 
手術後1週間で装置を人工歯根の上にネジでとめます。

 


装置に入るクリップを義歯に取り込みます。

 


術後ほぼ1週間で義歯が入ります。義歯はインプラントの装置にカッチと入って、食事の時にはずれたり、動いたりする事は全くなくなります。クリップは1-2年に1回新しくします。
 可撤式のインプラント義歯の形態は普通の義歯と変りませんが、御自分ではずせる事から清掃が比較的容易で、これからの高齢化社会にむいたものといえます。インプラントの本数は2-4本の間できめており、必ず4本必要ではありませんが現在、手術後1週間でインプラント義歯が入るのは4本植えた場合のみです。  

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