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              職員満足度調査について 
               
               
             病院長  酒 井 邦 夫 
             当院は平成18年度に実施された職員満足度調査において、34病院からなる労災病院グループの中で、総合満足度で第1位となりました。顧客満足度を高めるためには、まず職員満足度を高める必要があると言われておりますので、喜ぶべきことであると思っております。しかし調査結果を仔細に検討すると、まだまだ改善すべき点も多々みられることに気付きます。本稿では、調査結果の概要と改善すべき点を整理し、職員満足度をさらに高めるための対策を考えてみたいと思います。 
               
               
              1.調査方法等について  
               
              本調査は労働者健康福祉機構本部が平成16年度以来毎年1回、全国の労災病院職員(施設長を除く)を対象に実施しているもので、「あなたは当院の将来について希望を感じていますか」など17項目の設問に対して、5つの選択肢(たとえば、@非常に感じている、A感じている、Bどちらともいえない、Cあまり感じていない、D感じていない)から1つの選択肢を選ぶ形をとっています。 
               
            平成18年度調査における当院職員の回答率は72.0%であり、職種別にみると医師が32.6%と、他の職種(74〜82%)に比較して低くなっています。 
            2.調査結果の概要 
               
              選択肢@またはAと肯定的に回答したものの割合が、全国労災病院の平均値(カッコ内に示す)を上回っていた項目は、経営状況等の説明80.3%(56.7%)、理念・基本方針への理解85.0%(75.7%)、理念・基本方針への共感64.6%(56.5%)、自分らしさの発揮44.5%(39.3%)、自己の技術・知識40.2%(36.6%)、研修・教育への取り組み60.6%(48.8%)、業務上必要な情報の取得48.8%(39.4%)、意見を言う機会46.9%(35.5%)、利用者への職場の姿勢57.9%(50.0%)、職場の一体感45.7%(36.4%)、バランス・スコアカードに対する理解66.1%(43.4%)、職場内の連携48.8%(41.7%)、総合満足度(「あなたは現在の施設に勤務して良かったと思いますか」の設問に対する肯定的回答)68.1%(51.6%)であり、17項目中15項目で平均を上回る良い結果となりました。 
               
              「あなたは自分の仕事の量について多いと思いますか」の設問に対する肯定的回答(「非常に多い」または「多い」)は56.3%であり、平均値52.3%より若干高くなっております。これを職種別にみると、医師40.0%、看護職67.5%、看護職以外のコメディカル38.8%であり、労働が過重と感じている者の割合が看護師でとくに高い結果となりました。 
               
            組織の将来への希望に対する肯定的回答は、全国平均18.8%を下回る15.7%という結果でした。同じ設問に対する肯定的回答の経年推移をみると、16年度13.7%、17年度17.6%であり、あまり大きな変化はみられません。しかし否定的回答(選択肢CまたはD)の割合は、16年度45.1%、17年度36.3%、18年度33.0%と、減少傾向が認められます。 
            3.今後の対策  
               
              職員への情報公開、教育・研修への取り組みなどについては、平均を上回る良い結果が得られましたが、これらの取り組みは職員のモチベーションを高める上で極めて重要であることから、引き続いて努力する必要があります。 
               
              当院は患者数の割に医師数が少ないことから、医師の過重労働を強く懸念しておりますが、今回の調査で医師の過重労働感が予想したほどに高くなかったのは、意外な結果でした。回答率の低さが影響したのかも知れません。むしろ看護師の過重労働感が67.5%と、際だって高いことが注目されます。平成18年度はDPC対象病院となって平均在院日数が若干短縮したこと、オーダリングの更新が行われたことなどが影響しているものと思われますが、看護師の過重労働を軽減する対策が必要と考えております。 
               
              組織の将来に希望を持てない人が多いのは、何も労災病院に限ったことではなく、「医療崩壊」、「病院崩壊」という言葉が現実味を帯びていることからみても、全国の病院に共通の現象かと思われます。もちろん病院側の自己改革が前提となりますが、国の医療費抑制政策の抜本的見直しが是非とも必要なところです。新しい内閣によってこれまでの低医療費政策が転換され、組織の将来に希望をもつ病院職員が全国的に増えることを期待する次第です。 
               
             
              
            
              
                  
                   
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                   「血糖が気になる方この指とまれ」と題して夜の糖尿病教室が開催されました。50代から70代まで10名の方が参加され、●バランス食をたべながら食生活について、●医師によるわかりやすい自己管理の講義、●音楽にのって手軽な運動体験、と2時間楽しく、ワイワイと患者様スタッフ共に有意義な時間を過ごしました。 
                      
                    
                  ☆ 医師交代のお知らせ ☆ 
                  
                    
                      | 転入 | 
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                        | 
                      転出 | 
                        | 
                        | 
                     
                    
                      | (10/1) | 
                      脳神経外科副部長 | 
                      渡辺直人 | 
                      (9/30) | 
                      脳神経外科医師 | 
                      中村 公彦 | 
                     
                    
                      |   | 
                      眼科医師 | 
                      渡部晃久 | 
                        | 
                      歯科臨床研修医 | 
                      丹原  淳 | 
                     
                    
                      |   | 
                      歯科臨床研修医 | 
                      山口 花 | 
                        | 
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                  「みんなのひろば」  
                   野山にはハギやススキがやさしく風にゆれています。昔は、手を広げて立っているだけで何匹でも採れた赤トンボですが、とんと少なくなりましたね。トンボが棲める水を残しましょう! 
                    
                   
                    散歩道     
                   健診で再度異常を指摘され、積年の報いに対し体の根本的な構造改革が必要と悟り、散歩に勤しみ始め、嵩じて休日の早朝には春日山や後山の頂へ足を延ばすに至る。関川を間近に仰ぐ当院も遠目に見え、起伏に富む自然が身近にあることは素晴しいと、景色を眺め感慨に浸る。 
                  文明の発達と並行し食糧生産やエネルギー消費も増加し一方、かつて未開で厳しい環境での生存営為には不可欠な脂肪蓄積が輸送機器の発達等で運動の機会が減少し、肥満増加にも繋がっている。運動行為自体に適正な目的があればともかく、単なる「ダイエット」はエネルギーの垂れ流しであり、人間は自然より搾取せずして生きられず、自然に対し謙虚であるべき小さな存在だ、と歩く己の姿を省み戒める。まずは生活に節度を持ち、足るを知り、そしていつまでも豊かな自然を維持し共存しながら、健康寿命の延長を目指し、生活の質の向上に努めよう。予防第一。進んで運動。いざ、脱メタボへ。  
                  (M.S.)                     
                     
                   
                  10月 人間ドック(日帰り)等の予約状況         平成19年9月20日現在 
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                | * お申込み・お問い合わせ   空き状況等をご確認の上お申し込みください。 | 
               
               
                 
                  
                     
                      | 医事課医事係 小松 025-543-3123  内線1233 | 
                     
                                    | 
               
               
                | * ドック・オプションのご案内 | 
               
               
                 
                  
                    
                      | 基本検査 | 
                       診察・身体計測 
血液学的検査 
血液生化学検査 
肝炎検査 
糖尿病検査 
腫瘍マーカー 
尿検査・便検査 
胸部X線検査 
腹部超音波検査 
生理検査・眼科検査   
耳鼻咽喉科検査 | 
                      
                        
                          |  30,000円 | 
                            | 
                         
                        | 
                     
                    
                      | 胃癌検診 |  
                      胃カメラ | 
                      15,000円(経鼻内視鏡、経口内視鏡の選択が可能) | 
                     
                    
                      | 胃透視 | 
                      10,000円 | 
                     
                     
                      | 肺癌検診 | 
                      CT | 
                      9,000円 | 
                     
                     
                      | 喀痰細胞診 | 
                      3,500円 | 
                     
                     
                      | 子宮癌検診 | 
                      子宮頚部細胞診・内診 | 
                      3,500円 (第1・3・5の火曜日のみ) | 
                     
                     
                      | 乳癌検診 | 
                      マンモグラフィ・触診 | 
                      6,000円 | 
                     
                     
                      | 前立腺癌検診 | 
                      PSA測定 | 
                      1,800円 | 
                     
                     
                      | 骨粗鬆症検診 | 
                      骨密度測定 | 
                      3,600円 (エックス線検査による) | 
                     
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