地域医療連携に関するアンケート調査について
事務局長 糸 山 勇 人
当院では、平成12年に病診連携システム推進委員会を設置、平成16年には病診連携室を地域医療連携室に改称し、開放病床を5床設けるなど積極的に地域医療の連携に取り組んでいるところです。
その一環として、開業医等の皆様から当院へのご意見・ご要望を伺い、医療連携サービスの向上及び当院の業務運営の参考とさせていただきたく、平成16年から地域医療連携に関するアンケート調査を毎年実施しております。今年度は去る10月に、過去1年間に紹介実績のあった医療機関を対象といたしまして、56の診療所・病院にアンケートをお願いし、39件の回答をいただきました(回収率70%)。
アンケート調査の内容については、「当院の病病・病診連携システムについてわかりやすいか、紹介がしやすいか」など15項目の設問に対して、5つの選択肢(@非常に重視(満足)している、A 重視(満足)している、Bどちらともいえない、Cあまり重視(満足)していない、D重視(満足)していない)からどれか一つ選択していただき、それをポイント化して重視度、満足度として集計いたしております。
結果といたしまして、「当院の連携システム」、「受入窓口の対応」、「医療情報の提供」、「医療水準」、「診断結果の報告状況」などは前年度に比較しまして大きな変化はございませんが、「逆紹介」についての満足度が上がっております。また、若干ポイントが下がっている項目もありますので、そうした項目については、今後とも見直しを図っていきたいと考えています。
アンケートの最後に、「当院に行ってほしいもの」の項目を設けておりますが、その中では「開放型病床の設置」、「時間外紹介窓口の設置」、「電話による検査予約の実施」、「逆紹介の推進」などの要望が寄せられています。これらのニーズにつきましては、既に実施しているところもございますが、当院の連携システムが、まだ診療所・病院の医師の皆様に周知されていないところもあるやに見受けられますので、「情報提供の充実」と併せ、引き続き改善に努めていきたいと考えております。
がん診療連携拠点病院に指定される
病院長 酒 井 邦 夫
平成20年1月17日に開催された厚生労働省の検討会(座長:垣添忠生国立がんセンター名誉総長)において、同省が整備を進めている「がん診療連携拠点病院」に、当院が新たに指定されました。この度の検討会では、29都県の70病院が新たに指定され、全国の拠点病院は計347施設になりました。
新潟県においては、県がん診療連携拠点病院として県立がんセンター新潟病院、地域がん診療連携拠点病院として新潟大学医歯学総合病院、新潟市民病院、厚生連長岡中央綜合病院、長岡赤十字病院、県立中央病院がすでに指定されておりましたが、この度当院と県立新発田病院が新たに地域拠点病院に指定され、県内の拠点病院は計8施設となりました。
拠点病院は、がん専門医や設備などの診療体制が整っていること、患者さんの相談に応じる部門や緩和ケアチームが設置され、院内がん登録に取り組んでいることなどが指定要件となっております。当院はこれらの指定要件を満たすと同時に、とくにアスベスト疾患センターの活動実績が評価されたものと考えております。
拠点病院は2年ごとに「現況報告書」を提出し、4年ごとに更新を受けることになっております。また現行指定基準の見直しについても検討されているようです。この機会に、「がん診療連携拠点病院」としての役割を十分に発揮できるように、当院のがん診療体制のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。関係各位には、一層のご指導とご支援をお願い申し上げる次第です。
よろしくお願いします!(新任医師自己紹介)
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内科医師 田 中 淳 一 |
新潟大学卒で、現在4年目で、呼吸器内科医として1月から赴任してきました田中淳一です。まだまだ未熟な点もあり、上越は初めてですが、少しでもこの地域の方々にお役に立てればと考えています。短い間ではありますが、よろしくお願いいたします。 |
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内科医師 小 林 哲 朗 |
本年1月より内科勤務となりました小林哲朗です。聖マリアンナ医科大学を卒業し、地元の新潟に戻り初期研修を終え、第二内科に入局しました。医者になって3年目とまだまだ分からないことも多くご迷惑をかけてしまうかもしれませんが、患者の目線に立った医療を目指し日夜精進していきたいと思っています。6か月と短い期間ですがどうぞよろしくお願いします。 |
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健康診断部医師兼放射線科医師 島 矢 早 苗 |
昭和55年東京慈恵会医科大学卒業の島矢です。医師になって四半世紀を経過しております。新潟県生まれで群馬県の前橋市に住んで23年、すっかり群馬のひとになってしまいました。放射線科出身ですが直前まで健康診断の仕事をしていました。しばらくは前橋と当地を行きつ戻りつ、少しずつ慣れて行けたらと考えています。どうぞよろしくお願い致します。 |
アスベストに関する検診コースのご案内
当院ではアスベストに関する検診を下記のとおり行っておりますので、ご案内いたします。職業上アスベスト曝露の可能性が考えられる方は、@コースまたはAコースのいずれかをお選びください。Aコースの方が検診の精度は高くなります。職業上アスベスト曝露の可能性は考えられないが、日常生活でのアスベスト曝露等による健康影響を心配されている方はBコースをお選びください。胸部CT検査は高性能の16列マルチスライスCT(シーメンス社製)で行います。
@ アスベスト一般検診コース
対 象:職業上アスベスト曝露の可能性が考えられる方
検診項目:問診・診察・胸部エックス線検査
検診日時:毎週火曜・木曜 午前中
検診料金:6300円(税込) |
A アスベストCT検診コース
対 象:職業上アスベスト曝露の可能性が考えられる方
検診項目:問診・診察・胸部エックス線検査・胸部CT検査
検診日時:毎週火曜・木曜 午前中
検診料金:18900円(税込) |
B 肺がん・中皮腫CT検診コース
対 象:職業上アスベスト曝露の可能性は考えられないが、日常生活でのアスベスト曝露等による健康影響を心配している方
検診項目:簡易問診票の記入・胸部CT検査
検診日時:毎日(月〜金)13:30〜16:30
検診料金:12600円(税込) |
申込方法: |
予約制(次のいずれかの方法による)
1)受診申込書を医事課に郵送/FAX (025-543-7110)
2)医事課医事係(025-543-3123 内線1233)へ電話
3)医事課0番窓口で直接予約 |
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散 歩 道 |
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平成20年も早1ヶ月が過ぎてしまった。毎年思うことだが、何故1月から3月までは他の月と比べ早く過ぎていく感じがするのだろう。初老となってから特に早く感じられ、このままで行くと、すぐに還暦だ、やれ喜寿だ、なんて事になるみたいで、光陰矢のごとしの意味がしみじみと分かるような気がする。
それにしても今年の冬は雪も降らず暖かいなあ、と言っていたのに、急に寒くなりちゃんと雪も降って、きちんとつじつまが合うようになっている。やはり、天気というものは、人間が誕生する前から天気であって、何千年、何億年と天気をやってきたので、人間のように物忘れすることなくつじつまを合わせてくるんだろう、なんて、くだらない事を、滅多に見られない冬の日差しの中で、正月に食べ過ぎてちょっと(?)大きくなった腹をさすりながら考えています。
皆さん今年も残すところ11ヶ月となりました。あれこれと後悔しないようがんばっていきましょう。
(H.M)
2月 人間ドック(日帰り)等の予約状況 平成20年1月23日現在
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* お申込み・お問い合わせ 空き状況等をご確認の上お申し込みください。 |
医事課医事係 小松 025-543-3123 内線1233 |
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* ドック・オプションのご案内 |
基本検査 |
診察・身体計測
血液学的検査
血液生化学検査
肝炎検査
糖尿病検査
腫瘍マーカー
尿検査・便検査
胸部X線検査
腹部超音波検査
生理検査・眼科検査
耳鼻咽喉科検査 |
30,000円 |
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胃癌検診 |
胃カメラ |
15,000円(経鼻内視鏡、経口内視鏡の選択が可能) |
胃透視 |
10,000円 |
肺癌検診 |
CT |
9,000円 |
喀痰細胞診 |
3,500円 |
子宮癌検診 |
子宮頚部細胞診・内診 |
3,500円 (第1・3・5の火曜日のみ) |
乳癌検診 |
マンモグラフィ・触診 |
6,000円 |
前立腺癌検診 |
PSA測定 |
1,800円 |
骨粗鬆症検診 |
骨密度測定 |
3,600円 (エックス線検査による) |
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