ろうさいニュース

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がん治療に伴う悩みはありませんか?
    「しののめ茶屋」について


外科部長  伊達 和俊

もし、あなたが今がんと診断されたらどんなことを考えますか。多くの人はがんと診断されると漠然とした不安を持つのではないでしょうか。死をイメージする人もいるかもしれません。痛みがくるのでは、といった不安を感じたり、日々の生活をどうすればいいのか悩んだり、家族、仕事、お金といったより具体的なことを心配する人もいるかもしれません。実際にがんと診断され、これから治療を開始し、さらには治療を続けていく際に感じる様々な不安・心配・悩みに対して、病院では医師、看護師、MSW、栄養士、医療連携室等がそれぞれ対応しております。しかし、「他の患者さんはどうしてるのだろう?」「こんな調子なのは私だけだろうかね?」と気になることはありませんか?当院では 2012年3月より患者さん、御家族が交流できる「しののめ茶屋」という小さなイベントを開いてきました。毎月第一火曜日午後2時より2階栄養管理室において約1時間、患者さん、御家族とお茶を飲みながらのお話会を開いております。時には簡単にできる体操をしたり、歯科の先生に口腔ケアについてお話をうかがったり、参加者全員でゲームをする、といった企画をしたこともあります。皆さんよく発言していただき、時には笑ったり、深刻になったりと、私たち医療者も大変刺激になっております。参加された患者さん自身にとっても、同じような病気をもった他の患者さんと悩みを共有し、またどのように対処しているかを直接聞くことは医療者からの説明を受けるよりも受け入れやすいこともあるようです。

これを読んで「しののめ茶屋」に興味を持たれた方は、院内にいくつか掲示があります。また、お気軽に外来、病棟の看護師にも聞いてみてください。入院、外来を問いません。家族のみの参加でも当院以外に通院されている方でもOKです。ぜひ、ご興味ある方は参加いただければと思います。(ちなみに、年に1回秋に外来玄関ホールで行っている上越のアマチュア演奏家による中国古典楽器の演奏会も、しののめ茶屋の主催でおこなっております。こちらも楽しみにしていてください。)

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