当科は、特に脳血管障害において、永きに亘り救急救命士の方々といわゆる“顔の見える関係”の構築に努めてまいりました。それが多くの患者さんに福音を齎してきたものと自負しておりますが、救急救命士の面々も世代交代が進み、新たな関係構築の必要性が生じてまいりました。
tPA治療が発症3時間から4.5時間までに拡大された背景も踏まえ、今、あらためて若手救急救命士に脳血管障害の基本を伝えることの意義は大きいものと思われます。
第一部:当科におけるtPA治療と救急救命士が知っておくべき事柄
佐藤圭輔
第二部:今、あらためて学ぶ脳血管障害の基本
柿沼健一
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