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人工関節センター

センターの特色

超高齢化社会の進む日本人の平均寿命は、令和3年現在、男性は81歳、女性は87歳を超えています。長寿は喜ばしいことですが平均寿命と健康寿命には差があり、人生の最後の7、8年は要支援、要介護の状態で過ごしている方が多いのが現実です。高齢核家族が増加している中、股関節痛や膝関節痛で身の回りのことを自分でこなし生活を楽しめなくなるのは非常に問題です。

高齢者の歩行能力低下の原因となる代表的疾患に関節軟骨がすり減って痛みを生じる変形性関節症があります。当院の整形外科ではこれまで股関節および膝関節の末期変形性関節症に対して積極的に人工関節置換術を行ってきました。人工関節置換術は20世紀に開発された整形外科治療で最も成功している治療法の一つとして評価されており、その術後成績は安定しています。高齢者の増加に伴い当院では年々人工関節置換術の手術件数が増加しています。

このような状況において院内の治療体制を強化し上越地区のより多くの末期変形性関節症患者のみなさんに人工関節術を提供することで地域医療に貢献しようと当院では平成25年4月1日付けで人工関節センターを開設しました。

当院は人工関節置換術の経験豊富な常勤専門医、病棟看護師、理学療法士がそろっており、皆一丸となって安心安全な医療が提供できるよう心がけ治療しています。また術後リハビリテーションは歩行が安定し、日常生活に不安がなくなるまで十分な時間をかけて行っています。

診療内容

外来:変形性関節症の診断と手術適応の評価や術後経過観察を行います。
入院:手術、術前術後リハビリテーションを行います。

診療体制

診療担当   院長代理、整形外科部長 傳田 博司

お問い合わせ先

電話 (025)543-3123(代表)